研究課題
基盤研究(B)
音韻論における一般原理として認知されている必異原理(Obligatory Contour Principle、以下OCP)に関して、新たな言語現象の発見と理論的位置づけの再定義を目指し成果を上げた。現象面では、OCPが関与する現象として、ヘブライ語弱音節連続回避をはじめ10種類の現象を新たに提示し、現象ごとにOCP違反回避の方法を提案した。理論面では、turbid representation(「濁り」の表示)を提案し、不透明性の問題に解決案を示し、最適性理論(Optimality Theory)におけるOCPの位置づけを明確化し、最終年度までに精密化された。
英語学