研究課題/領域番号 |
24320100
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高橋 秀夫 千葉大学, 言語教育センター, 教授 (30226873)
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研究分担者 |
土肥 充 千葉大学, 言語教育センター, 准教授 (00323428)
竹蓋 順子 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (00352740)
与那覇 信恵 文京学院大学, 外国語学部, 助教 (30522198)
森川 セーラ 千葉大学, 高等教育研究機構, 特任講師 (80506882)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 英語教育 / CALL / 聴解力養成 / ESP / マルチメディア / デザイン / 建築 / 園芸 |
研究実績の概要 |
■本研究の目的は,日本における大学英語教育の目的のひとつを「専門分野で使える英語力の養成」と捉え,専門課程で学ぶ大学生,院生が海外の特色ある大学教育を英語で学ぶOnline型ESP CALL教材を開発し,国際的に活躍する専門家育成を目指すことである.4年計画で3分野の教材開発を目指しているが,本年度は昨年英国ボーンマス美術大学でビデオ収録したデザイン科学英語教材の完成,および来年度完成させる園芸科学英語教材のビデオ・静止画収録を行った. ■デザイン科学英語教材については,研究分担者とともにコースウェア開発(4~7月),コースウェア校正(8~9月),教材組上(10~11月),辞書情報の音声収録(12月),開発者によるデバッグ(12~1月),学生によるデバッグ(2月),CDプレス(3月)の研究作業を得て,完成した.本年度4月より,英国に留学を希望する学生の教材として使用される. ■園芸科学英語教材のビデオ・静止画収録については,オーストラリア・メルボルン大学,およびオーストラリア・ビクトリア州においてビデオ収録(8月),静止画撮影(2月)を行い,編集作業を経て,「メルボルン大学の紹介」「都市環境学科,森林科学科,食品科学科,農学科の学科紹介」「苗木園でのインタビュー」「ワイナリーでのインタビュー」「子供農園,飼育園でのインタビュー」「食品廃棄物の堆肥化プロジェクトに関するインタビュー」など20編のビデオクリップ,および525枚の静止画ファイルを編集,作成した.また作成されたビデオクリップをもとにネイティブスピーカーを謝金で雇用し,スクリプトを完成させた.CALL教材を起動する際に表示される起動画面,メニュー画面の作成についても,第一版が完成している
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本年度に予定されていた研究に加え,来年度に予定されていた静止画の選択,編集,起動画面,メニュー画面の開発も行うことができたため.
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今後の研究の推進方策 |
次年度は園芸科学 CALL 教材のコースウェア開発と教材化を行う予定である.また本年度開発したデザイン科学CALL教材の難易度が高かったため,初級,中級学習者がこの教材を効果的に利用できるようにするための補助的教材用の素材ビデオ,静止画収集を行う予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
海外収録費,および国内録音費が予定額より少額だったため,若干の繰越額が生じた.
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次年度使用額の使用計画 |
本年度開発したデザイン科学系教材(イギリス英語)は難易度が高いため,初・中級学習者が教材を効果的に利用するための補助教材を追加制作する.繰越額はそのための動画,静止画収録に充てる.
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備考 |
千葉大学 Online CALL システムのメニュー画面で,年間約1,200名の本学学生が教材にアクセスして英語聴解力,語彙力を向上させるための学習に取り組む.本年度開発された教材はメニュー左列,最下行(Art and Design in Britain).教材の使用には ID, PW の発行を受ける必要がある.
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