研究課題
基盤研究(B)
小学校教育に英語が導入されたが、教科書では視覚・聴覚障害児の存在を考慮せず歌や絵が多用されている。英語教育には障害に対する配慮だけではなく、むしろその特殊な認知構造を利用すべきである。本研究では、聴覚刺激を視覚野で認知する聴覚障害児、視覚刺激を聴覚野で認知する視覚障害児の認知能力を活かした教材および教授法の開発を行った。英語の発音を聴覚障害児のために視覚記号化したコンピューターソフトを作成したり、音だけに頼った自習教材を開発した。特殊な認知能力は実感することが難しく、同じ障害を持つ当事者とともに教材作成をする必要があり、同じ障害をもつ教師が教えることが効果が高いことが明らかになった。
言語学