研究課題/領域番号 |
24320109
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
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研究分担者 |
近藤 悠介 早稲田大学, オープン教育センター, 助教 (80409739)
平澤 茂一 サイバー大学, 総合情報学部, 教授 (30147946)
小泉 大城 サイバー大学, 総合情報学部, 講師 (20386709)
上田 倫史 駒澤大学, 総合教育研究部, 講師 (30343627)
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 口語英語力判定テスト / 談話完成タスク / 異文化交流授業 / Critical Reading and Academic Writing / モバイル活用授業 / e-Learning / 電子教科書 / コンピュータ適応型アチーブメントテスト |
研究概要 |
2012年度の目的は6種類あった。(1)Tutorial English授業の口語英語力の自動判定テストの作成が目的で、談話完成タスクは5レベル(初級、準中級、中級、準上級、上級)の問題作成を完了した。オンラインデータ収集は初級2万発話、準中級は6000発話で、台湾からも70人のデータを得た。Hidden Markov Model Toolkit(2006)を用い音声認識機を作成した。(2)異文化交流授業の動機付けとソーシャル・スキル調査により、授業内容の改善と授業方法の改善が研究目的で、2011年度と2012年度のデータを分析し、学会発表をした。(3)Critical Reading and Academic Writingの授業教材の作成とe-Learning要素の拡充、論説文の採点評価基準の検討が研究目的で、授業教材は完成し、e-Learning要素も拡充し、レポートの採点評価基準の検討も行った。(4)異文化交流授業の交流時のTime Lagと帯域の調査及び学生の音質、画質の主観調査が研究目的で、客観的な計測と主観調査を行い、学会発表をした。(5)Mobile実験の継続及び電子教科書とMobile,PCの相互接続の探求が研究目的で、Mobile実験(単語学習)の継続及び電子教科書とMobile,PCの相互接続の実験も行った。English Tutorial,CCDL,Critical Reading and Writingの教科書を用い、電子教科書を試作した。(6)English Tutorialの6レベル中5レベル(初級、準中級、中級、準上級、上級)の6課毎に行う復習テスト3回のデータ(35000人分)を2007年度から5年間蓄積・整理し、コンピュータ適応型のアチーブメントテストの作成を開始した。試作品の試行により、4つのセクション毎にコンピュータ適応型のアチーブメントテストを作成することになった。.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
中国からのデータ収集は台湾を除き、日中関係の悪化により、協力が得られなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2013年度は韓国、シンガポール、マレーシア、フィリッピンから30人ずつの英語発話データを得ることに集中したい。
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次年度の研究費の使用計画 |
2012年度の残金は、中国でデータが取れなかったために生じた余剰金である。そのため、2013年度の使用計画とあわせて中国でのデータ収集に活用する予定としている。
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