研究課題
昨年度が本科研の最終年度であったが、諸般の事情から研究報告論集の編集作業に遅延が生じ、未使用額が生じた。そのため、本年度へ印刷費(27万円)のみを繰越し、2カ月程度の猶予をいただいて報告書の編集作業を拡充し、印刷を行うこととしていた。そして、ほぼ予定通りに研究報告論集の編集・印刷作業を行った。寄稿者は、研究代表(大稔)と研究分担者6名以外に、竹村和朗、鷹木恵子、鳥山純子、安田慎、千葉悠志、後藤絵美、嶺崎寛子、萩原優の諸氏の計13名となった。また、この期間を有効に活用するため、2015年4月29日には研究会も開催した(於早稲田大学戸山キャンパス)。そこにおいては、萩原優氏(津田塾大学)と大稔哲也(早稲田大学)が報告を行ったが、萩原氏はエジプトの政治的変動を先導した「4月6日運動」グループについて貴重なインタビュー結果も交えて分析し、大稔は本科研によるここまでの研究成果を総括すると共に、社会史研究の見地から幾つか方法的提言を行った。さらに、昨秋には、エジプト1月25日革命をテーマとする映画『敷物と掛布』を撮ったエジプトのアフマド・アブドゥッラー監督の映画を上映に際して、講演するなどした。
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