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2015 年度 実績報告書

17世紀モンゴルの翻訳史書『明鏡』の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24320141
研究機関島根県立大学

研究代表者

井上 治  島根県立大学, 総合政策学部, 教授 (70287944)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2017-03-31
キーワードモンゴル / チベット / 翻訳史書 / 国際情報交換 / 『王統明示鏡』 / 『明鏡』
研究実績の概要

今年度が最終年度であったが、当該年度に予定していた研究内容のうち、入手を計画していた関連資料(海外の研究機関に所蔵)が先方の都合で入手することができず、やむを得ず期間を延長することとした。これは、本研究課題を進める中で新たに所在を確認した『明鏡』の西部モンゴル写本を研究の中に組み入れようとしたものであった。また、海外研究協力者の体調不良が長引き、一部の成果完成が遅れている。今年度内で、『明鏡』の文献学的研究、モンゴル語とチベット語対照テキストは完成したが、グロッサリーの作成が遅れている。また、必要な関連資料が入手できなかったため、この資料にかかわる西部モンゴル地域の『明鏡』に関する研究に進展がなかった。当該年度の成果を公刊するにも至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新たに所蔵を確認した研究資料(海外所蔵)が、先方のやむを得ない都合によって入手ができていないことと、海外研究協力者の体調不良が長引き、担当箇所の進展が遅れてしまっている。

今後の研究の推進方策

期間を延長し、新たに所蔵を確認した研究資料の入手の可能性を追求する。万一入手できなかった場合には、従来計画していた、文献学的研究と対訳テキスト、グロッサリーを完成させるところまでこぎつけることとしたい。

次年度使用額が生じた理由

海外研究機関所蔵の重要文献を現地に出かけて複製を獲得する計画であったが、先方の都合により、複製の作成に支障が出てしまったため、海外研究協力者とともに現地渡航する計画を実行できなかった。

次年度使用額の使用計画

ロシアでの資料獲得のための費用(日本・ワルシャワ―サンクトペテルブルク旅費)と複製費用に充当する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (2件)

  • [国際共同研究] 内モンゴル社会科学院歴史研究所(中国)

    • 国名
      中国
    • 外国機関名
      内モンゴル社会科学院歴史研究所
  • [国際共同研究] ワルシャワ大学東洋学部(ポーランド)

    • 国名
      ポーランド
    • 外国機関名
      ワルシャワ大学東洋学部

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公開日: 2017-01-06  

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