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2015 年度 研究成果報告書

和同開珎の生産と流通をめぐる総合的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 24320163
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 考古学
研究機関独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所

研究代表者

松村 恵司  独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, その他部局等, 所長 (20113433)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード出土銭貨 / 和同開珎 / 和同開珎銀銭 / 考古学 / 貨幣史 / 貨幣経済 / 銭貨流通 / 鋳銭
研究成果の概要

本研究は、全国の和同開珎出土遺跡(784遺跡、出土総数6362点)の正確な分布図を古代の国単位に作成し、駅路、駅家、国府などとの位置関係から、和同開珎出土遺跡の性格を探り、古代銭貨の流通が都城と畿内周辺国に限られたとする従来の通説的理解の検証を試みた。その結果、出土遺跡が駅路沿いに分布する傾向が明確になり始め、畿外における銭貨流通が駅路沿いに展開した可能性が高まった。また、藤原宮出土の木簡の分析を通して、和同開珎の銀銭1文が銅銭10文の価値であることを明らかにし、江戸時代から続く銀・銅銭の法定比価をめぐる論争に終止符を打つことができた。

自由記述の分野

考古学、貨幣史、経済史

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公開日: 2017-05-10  

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