研究課題
研究計画に従い、ユニットごとの研究交流を継続するとともに海外最新事情を調査し、研究成果の発表も行った。4月23日から5月8日まで、研究代表者・床谷はフランス破毀院(最高裁判所)およびパリ第1大学で開催された国際家族法学会コロキウムに参加し、夫婦関係の解消に伴う財産の清算についての各国の法的処理について研究し、引き続き、ボン大学(ドイツ)のヨーロッパ・ドイツ家族法研究所において、ドイツにおける家族法の動向について調査した。6月28日には、早稲田大学で全体会議を開催し、今年度の研究全体の具体的遂行方針および各ユニットの研究の進行について協議した。平成27年12月12日に釜山(韓国)の東亜大学で開催された新・アジア家族法三国会議に、研究代表者・床谷、研究分担者・犬伏由子、同・南方暁、同本澤巳代子、同棚村政行らが参加し、南方・本澤が「高齢者の離婚と財産問題」に関する研究発表をした。また、13日・14日には、韓国の研究者および台湾の研究者と意見交換をし、釜山家庭法院を訪問し、法院長、裁判官、専門調査官らのヒアリングを実施した。平成28年2月7日には、早稲田大学において、一般公開のシンポジウム「一人ひとりのセクシュアリティが大切にされる社会へ向けて~日本の現状と課題」を開催した。諸外国での同性婚の法的承認の流れを受けて、我が国でも、社会的認識が進み、自治体での新しい取り組みが始まっている状況につき、詳細な発表があった。また、平成28年2月28日には、早稲田大学で、シンポジウム「困難事例における面会交流支援」を開催した。家事事件に携わる実務家・市民の参加も多くあり、有益な意見交換ができた。年度末には、4年間の本研究計画の遂行全体に関する報告書を作成し、研究組織員全体で研究成果の共有化を図るとともに、関係の専門家にも、成果を披露した。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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日本加除出版
巻: 6月号 ページ: 15-17
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法学研究
巻: 88巻9号 ページ: 30-48
家族<社会と法>
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「家族法~同性婚への道のりと課題」三成美保編 明石書店
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法学新報
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巻: 31号 ページ: 55-59
『新基本法コンメンタール 親族』 日本評論社
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法律時報
巻: 1091号 ページ: 97-107
日仏法学
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日本加除出版 編者水野紀子=窪田充見『財産管理の理論と実務』
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白鴎法学
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産大法学
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法と社会研究
巻: 創刊第1号 ページ: 61-93