• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

日独法学交渉史の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24330006
研究種目

基盤研究(B)

研究機関同志社大学

研究代表者

NARUTSCHKE HansPeter  同志社大学, 司法研究科, 教授 (30388061)

研究分担者 岩野 英夫  同志社大学, 法学部, 教授 (10066300)
大中 有信  同志社大学, 司法研究科, 教授 (60288975)
中尾 敏充  大阪大学, 法学研究科, 教授 (30155668)
三成 賢次  大阪大学, 法学研究科, 教授 (90181932)
高田 篤  大阪大学, 法学研究科, 教授 (70243540)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード基礎法学 / 日独法学交渉 / ドイツ法継受 / 日本近代法史 / 比較法文化
研究概要

平成24年度には,基礎資料の整備を中心とした。本研究は,法学の専門領域としては多岐にわたるから,基礎資料の整備にあたっても,対象となる日本人法学者の専門領域にあわせて,大まかな区分をもうけ,それぞれの専門領域に適合的な法学者・法制官僚について,基礎的資料を収集・整備することが中心的作業であった。
(1)ドイツ留学生リストの整備
RHartmannの二つのリスト(Lexikon Japans Studierende-Japans Studierende in Deutschland 1868-1914,2002およびJapanische Studenten an der Berliner Universitaet 1920-1945,2003)を中心として,まず,このリストの補充と特に伝記的事実の確認と修正作業をおこなった。この作業のため,マルチュケ,高橋直人らが,渡独し,それぞれ国立公文書館(ベルリン),ミュンヘン大学等において学籍を調査,また当時の日本人の手になる博士論文,雑誌に交換された論文の収集を行った。その成果は,随時データベースに整備しており,平成25年度中に公開する予定である。
(2)日本人留学生の日本側資料
また上記の作業と並行して,国立公文書館に所蔵する日本の留学生に関する日本側資料の収集と,整備に努めた。この作業は,主として小野博司が担当し,その成果の一部は公刊論文として公表された。
(3)研究方法,成果の確認
また,平成24年度中には,共同研究者を中心として3度にわたり研究会を開催して,研究の方法と対象,またここの共同研究者の作業の進捗状況について逐次報告をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定したとおり,ドイツ側資料と日本側の記録の照合にもとづいて,共同研究者で分担してドイツ留学した日本人法律家の正確な情報を整備しつつあり,それに基づいて基礎的な視点を共有すべく有意義な討論をおこなった。

今後の研究の推進方策

平成25年度には,これらの成果をさらに進展させるとともに,論文の形式で議論状況を公刊する予定である。
平成25年度には,さらにドイツにおける資料収集を推し進めるとともに,国内の資料集をおこなう。また,この分野について造詣の深い研究者を招聘して研究会を開催し,さらに総合的な知見を深める予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成24年度は、ベルリン大学の図書館改築により本研究が対象とする資料閲覧が困難であったため、海外出張旅費につき残額が生じたが、今年度はそれを推進するとともに神戸大学元学長鈴木正裕氏、またドイツ・フランクフルト大学コルデス教授らを招聘して、共同で研究会を開催するほか、日本人法律留学生のデータベースの整備を行って、これを公開する計画である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 明治40年代の行政裁判法改正事業2012

    • 著者名/発表者名
      小野博司
    • 雑誌名

      神戸法学雑誌

      巻: 62 ページ: 133-209

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi