研究分担者 |
岩野 英夫 同志社大学, 法学部, 教授 (10066300)
大中 有信 同志社大学, 司法研究科, 教授 (60288975)
中尾 敏充 大阪大学, 法学研究科, 教授 (30155668)
三成 賢次 大阪大学, 法学研究科, 教授 (90181932)
高田 篤 大阪大学, 法学研究科, 教授 (70243540)
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研究概要 |
平成24年度には,基礎資料の整備を中心とした。本研究は,法学の専門領域としては多岐にわたるから,基礎資料の整備にあたっても,対象となる日本人法学者の専門領域にあわせて,大まかな区分をもうけ,それぞれの専門領域に適合的な法学者・法制官僚について,基礎的資料を収集・整備することが中心的作業であった。 (1)ドイツ留学生リストの整備 RHartmannの二つのリスト(Lexikon Japans Studierende-Japans Studierende in Deutschland 1868-1914,2002およびJapanische Studenten an der Berliner Universitaet 1920-1945,2003)を中心として,まず,このリストの補充と特に伝記的事実の確認と修正作業をおこなった。この作業のため,マルチュケ,高橋直人らが,渡独し,それぞれ国立公文書館(ベルリン),ミュンヘン大学等において学籍を調査,また当時の日本人の手になる博士論文,雑誌に交換された論文の収集を行った。その成果は,随時データベースに整備しており,平成25年度中に公開する予定である。 (2)日本人留学生の日本側資料 また上記の作業と並行して,国立公文書館に所蔵する日本の留学生に関する日本側資料の収集と,整備に努めた。この作業は,主として小野博司が担当し,その成果の一部は公刊論文として公表された。 (3)研究方法,成果の確認 また,平成24年度中には,共同研究者を中心として3度にわたり研究会を開催して,研究の方法と対象,またここの共同研究者の作業の進捗状況について逐次報告をおこなった。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度には,これらの成果をさらに進展させるとともに,論文の形式で議論状況を公刊する予定である。 平成25年度には,さらにドイツにおける資料収集を推し進めるとともに,国内の資料集をおこなう。また,この分野について造詣の深い研究者を招聘して研究会を開催し,さらに総合的な知見を深める予定である。
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