2017年度における研究実績は以下のようである。 前期においては、主として11月18日(土)に京都女子大学で開催した韓国女性政策研究院との共同研究による日韓シンポジウム「韓国と日本の男女雇用平等法制の成果と課題」に向けた研究打ち合わせ、プログラム検討などの実施準備を行った。また、12月に台湾にて開催されるアジア法と社会学会2017年度大会での報告申請を行った。採択通知を受けて、報告に向けて研究打ち合わせ等の準備を行った。 後期においては、11月5日から9日にかけて、International Organization for judicial Trainingとフィリピン最高裁判所と司法研修所がマニラ市において共催した第8回International Conference on the Training for the Judiciaryに参加し、世界標準での司法研修の課題と方法、倫理規定制定等について最新の知見を得たほか、各国司法研修所、最高裁判所の代表者と情報交換等、ネットワーキングを行った。11月18日(土)に京都女子大学にて開催した日韓シンポジウムにおいては、実施準備、運営の他、報告と討論を行った。 12月15日から17日にかけて台湾新竹市国立交通大学において開催されたアジア法と社会学会2017年大会では、ジェンダー法Ⅱのセッションで報告質疑応答等を行った。上記マニラでのIOJT国際会議でのネットワーキングを生かし、台湾国立法官学院を訪問し、司法教育におけるジェンダー課題の取り扱いについて調査を行い、きわめて貴重な知見を得た。 また、1月にRCSL2018大会での報告申請し、採択されたため、報告に向けて準備している。
|