研究課題
基盤研究(B)
本研究は、大平内閣から鈴木内閣にかけて内閣官房副長官(事務)を務めた翁久次郎氏の日記史料を分析することにより、これまで明らかとされてこなかった大平・鈴木政権の政権運営の実相に迫った。その結果、第1に、佐藤内閣から田中内閣への権力移行の動態が明らかとなった。第2に、大平内閣では、事務の副長官が政治的にも重要な役割を果たすとともに、閣議や閣僚協議会の運営を通じて調整する実態が解明された。
政治学