研究課題
基盤研究(B)
われわれは、「個々の自治体の実態」を「一事例」としてとらえるのではなく、それ自体固有の意味を有する研究対象としてとらえることで、自治の多様性を無視しない「多様性を許容する理論構築」を行うことを目指し、理論研究会と実証研究会を設け、前者に五つの分科会、後者に四つの班を設け、機動的に研究を進めてきた。すでに具体的成果に結実したものとしては、雑誌論文27本、図書19冊(ただし、単著は1冊)のほか、学会報告6件を挙げることができる。さらに、メンバー全員で調査研究に取り組んだ島根県海士町、福岡県大牟田市については、今後、適時論文を公刊し、最終的に単行本にとりまとめる予定である。
行政学、地方自治論