研究課題/領域番号 |
24330066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
渡会 勝義 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80097196)
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研究分担者 |
新村 聡 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (00167561)
小峯 敦 龍谷大学, 経済学部, 教授 (00262387)
江里口 拓 西南学院大学, 経済学部, 教授 (60284478)
石井 穣 関東学院大学, 経済学部, 専任講師 (10587629)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 人口 / 貧困 / 福祉 / 所得分配 / 経済思想史 / 国際比較 |
研究概要 |
今年度は本研究プロジェクト参加者がそれぞれ自己の分担領域における研究を遂行し、学会などで研究発表をするとともに、20113年3月18日、19日両日にわたって本プロジェクトのテーマで国際コンファレンスを開催し、外国研究者にも研究に参加してもらい、研究の国際的展開を図った。招聘した外国研究者は、Yves Charbit(University of Paris,Descartes),Claudia Sunna(University of Salento,Italy), Donatella Porroni(University of Salento),Jerome Lange(University of Paris,Descartes)の4名である。それぞれ、マルサス人口論およびアフリカの低開発地域における人口と貧困、J,Robinsonにおける人口問題、Feminismの視点からの人口論の再検討、アダム・スミスにおける人口と分業をテーマとして研究発表をしてもらい、討論を行った。研究代表者の渡会は、E。Coplestonの救貧法擁護論を人口と貧困の関連で検討した論文を報告した。 メンバーの研究は、次の通りてある。渡会は、経済思想における貧困問題について論文を書き学会発表を行うとともに、イギリスにおける救貧法論争に大きな影響を与えたE.Coplestonの救貧法擁護論を検討し、救貧法に対する廃止論と擁護論の比較研究を行った。新村は貧困の問題を主に所得の分配に関する経済思想の観点からスミスとホッブスの経済思想を研究した。小峯は、ベヴァリッジの理想社会構想を貧困と福祉の観点から研究した。江里口は、ウェッブ夫妻の福祉思想およびイギリスとスウェーデンの福祉国家思想の比較研究を行った。石井は、リカードウにおける機械と労働需要、マルクスにおける相対的過剰人口を貧困問題との関連で研究した。各自は本研究プロジェクトのテーマである国際比較研究を意識して、それぞれの研究を進めた。.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国際比較の面の研究が若干遅れている。より多くの国から研究者を招聘し、協力を得て、国際比較研究をさらに推進する必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
人口と貧困の問題についての経済思想の国際比較研究を、外国研究者の協力を得てさらに推進する。参加者はより積極艇に英語論文を書き、国際的に発表する。
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次年度の研究費の使用計画 |
アメリカとインドから研究者を招聘する予定であったが、テーマに適切な研究者を見出すことができず、招聘できなかったため、研究の進行が若干遅れ、予算の執行にも遅れが生じた。国際比較研究を進めるため、次年度は特にインドとアメリカから、人口と貧困にかかわる研究をしている研究者を招聘し国際コンファレンスを開催する。かつメンバー各自は国際比較を意識しながら研究を推進する。
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