研究課題/領域番号 |
24330079
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
趙 来勲 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (70261394)
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研究分担者 |
阿部 顕三 大阪大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (00175902)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 越境合弁 / 直接投資 / 国際貿易 / 環境 / 輸送費 / 規制 |
研究概要 |
研究代表者は今年度“International mergers and pollution concerns”について、研究を行った。最近の20年、中国の経済発展に伴い、Smogや黄砂など汚染が日本まで飛んでくる。本研究はこの現状を考慮したうえで、環境のリスクと企業の海外合弁などの関係を調べ、厚生への影響などを分析した。 分担者は環境の規制などの直接投資や越境合弁への影響について、研究を行った。貿易の輸送費も考慮するうえ、規制の緩和などの政策を分析した。 また、3回のWorkshopに部分的資金提供で開催した:1.2013年5月28日:One-Day Workshop on Trade and IO;2.2013年11月29日:One-Day Workshop on International Trade and Dynamic Impacts;3.2014年1月17日:Workshop on Offshoring, the Environment and Industrial Policy。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者は論文「Plant location, wind direction and environmental policies」が学術雑誌 The World Economy にRevise要請されていて、分担者は論文“Trade Liberalization and Environmental Regulation on International Transportation”が forthcoming in The Japanese Economic Review であるため。 また、Workshopも積極的に開催した。
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今後の研究の推進方策 |
今後、今までの成果を発展し、データとcase studiesを補充して、理論モデルをもって一般的に拡大する予定である。 Workshopはいつも通り積極的に開催する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
平成25年度は、企業の国際買収の経済モデルの構築とその分析を行うため、企業の国際買収に関する調査を行い、コンファレンス等でその研究成果に関する報告を行う予定であった。しかし、国際買収に関する国内外での調査のための準備が遅れ、調査のための旅費や謝金への支出が予定を下回った。 平成26年度も引き続き、企業の国際買収の経済モデルの構築とその分析を行うため、企業の国際買収に関する調査を行い、コンファレンス等でその研究成果に関する報告を行う予定である。繰り越した研究費は、企業の国際買収に関する最新の研究の情報を収集し、それを整理するための旅費や謝金として執行 する計画である。
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