研究課題/領域番号 |
24330120
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
高橋 潔 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90298555)
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研究分担者 |
小野 善生 関西大学, 商学部, 准教授 (80362367)
服部 泰宏 横浜国立大学, その他の研究科, 准教授 (70560150)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | リーダーシップ / 人的資源 |
研究概要 |
現在、わが国の組織経営において切に求められているリーダーシップに関して、新たな観点で評価測定を行う試みが、継続的に進捗している。米国ジョージア工科大学に所属する共同研究者との密な連携が確保できたため、研究打ち合わせや将来計画について、有意義な進展が見られた。 また、フォロワーの観点からリーダーシップを検討する枠組みを用い、リーダーシップに関する新たな理論整理を行うことができた。それは、経営学の発展に対して大きな一助をなす。 リーダーシップの測定にとどまらず、リーダーに必要な要件たる創造性やコンピテンシーの評価測定に関しても、大きな技術的進展が見られた。リーダーシップをとりまく重要な構成概念を実際に測定できる技術は、わが国ではあまり見られないため、関連する構成概念を調査するための基礎研究が進展した意義は大きい。 また、国内外の学会報告は多数に渡り、本研究がすでに高い成果報告の水準にあることがわかる。加えて、学会誌や書籍による成果報告についても、学会機関誌や大学紀要での複数の論文公刊はもとより、関連テーマの書籍の公刊も行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
米国ジョージア工科大学から共同研究者を招聘し、本研究に関する打ち合わせを行うことができた。次年度からの研究推進に向けて、計画立案ならびに実施方針について確認することができた。それは有意義な機会であり、研究成果の国際的発表に向けて、実質的な進捗を見せるきっかけとなった。 研究代表者と研究分担者が連携して、本研究に関する研究成果を、国内外の学会・研究会等で、多数報告することができた。日本労務学会大会や組織学会大会など、わが国を代表する学会での報告はもとより、国際学会において2件の発表を行うことができ、研究成果の発表にあたって、実質な進展が多くみられた。 あわせて、研究代表者と研究分担者が、それぞれ学術論文や他の執筆形態を活用して、成果を公刊することができた。
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今後の研究の推進方策 |
海外の研究者との連携を一層深め、研究のさらなる進展をめざす。北米の研究者との深い連携が確保できたため、それを足掛かりにして、欧州ならびにアジアの研究者との連携を探索する。学術水準の観点からすれば、米国研究者との連携がもっとも望まれるが、現状でそれが維持できる体制にあるため、グローバル連携を目指すことも一つの方針としてあげられるだろう。 学会における成果発表に関しては、現状の体制で充分高い成果の公表ができることが見込まれる。加えて、営為新たな発表機会を求め、多くの成果発表をめざす。 学術誌や書籍による論文の公刊に関しても、現状でも十分な公表機会が得られてはいるが、さらに一層の努力を払う。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究分担者が翌年度に海外出張に行くため 出張旅費 484,337円
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