研究実績の概要 |
(1) 環境への取り組みは、企業の社会的責任として強く求められている。特に、グローバルに事業を展開する企業においては、そのグローバルな事業とサプライチェーンシステムにおいて取り組みを強めることが環境リスクを削減しかつ市場での競争優位を強めるために不可欠となってきた。本研究では、平成26年度は、日本企業の国際的事業の中で実施されている環境経営の取り組みについて、データ分析をまとめ、事例研究をまとめてきた。 (2) ベトナム、タイ、マレーシアでは事例研究の対象企業について、ヒアリング調査を行い、ケースのまとめを行ってきた。また、データ分析の結果との比較吟味を行い、理論、統計、事例の3者結合による分析を行った。 (3) 研究成果は、国内外の会議および雑誌に発表した。平成26年度の国際会議では、IFSAM2014, Euro-Asia会議、TMS会議(Faro),ICABR会議(Talca)、Asia-Pacifc Business Research Conference(Kuala Lumpur)で発表を行った。また、World Review of Business Research に発表したほか、『環境情報科学』に投稿している。
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