• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実績報告書

現代社会分析と社会学におけるVisual Turn

研究課題

研究課題/領域番号 24330154
研究機関神戸大学

研究代表者

油井 清光  神戸大学, その他の研究科, 教授 (10200859)

研究分担者 鈴木 健之  目白大学短期大学部, その他部局等, 教授 (90310234)
速水 奈名子  神戸大学, その他の研究科, 研究員 (70467645)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードヴィジュアル・ターン / 現代社会 / 社会学理論
研究概要

■2013年5月2日の間、神戸大学ブリュッセルオフィスにおいて現代日本文化についてのワークショップを開催した。■5月9日、コペンハーゲン大学よりAnders Bloc講師を神戸大学に招き、ウルリッヒ・ベックと行っている共同研究のテーマであるグローバル・リスクに関する講演会を開催した。■10月11日、神戸大学ブリュッセルオフィスにおいて第二回目のワークショップを開催した。■10月18日、台北市の国立台湾大学において若手研究者ワークそショップを開催した。■11月8日、ブリュッセルオフィスにおいて第三回目のワークショップを開催した。■12月21日、ベトナム国家大学ハノイ人文社会科学大学においてシンポジウムを開催した。■2014年2月8日、北京大学においてワークショップを開催した。■3月18日-22日、オーストラリア・アデレード市の南オーストラリア大学においてシンポジウムで報告すると共に、その後同大学のホーク研究所において講演した(Visual Communication in the Case of Fukushima)。■国際日本文化研究所の共同研究者としてこの間2回会合に出席した。■日本観光研究学会関西支部・第10回意見交換会で講演した。■European Association for Japanese Studiesの大会で報告した(Visual Turn of Sociology and Japanese Animation and Manga)。■神戸大学において学生を対象としたアンケート調査を試行した。■「現代社会のヴィジュアル・ターンと東アジアの文化変容」『モダニティの変容と公共圏』(京都大学学術出版会)2014年1月、pp.243-268を刊行した。■『現代社会学理論研究』第8号、「現代社会学理論の焦点―日韓における社会理論の現在とと未来」2014年3月31日、pp.107-116を刊行した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

交付申請書においてはイェール大学及び香港大学とのワークショップ開催を予定しており、実際に両大学の研究者らによるワークショップを開催してきた。開催地が本年度イェール大及び香港大でなかったのは、次の理由による。研究代表者が勤務する神戸大学においてはブリュッセル市(ベルギー)に海外拠点を有しており、この海外拠点においてワークショップを開催することにより、本研究課題のテーマをより効率的に追究することができるためである。イェール大、香港大はもとより、ヨーロッパの主要大学から、本テーマに関連した研究者を招聘し、日本側の参加者も出席することにより、第三の地点で一堂に会した研究会を持つことができた。
そのことにより、さらにウルリッヒ・ベックと開始している共同研究についても、統合した形で進めることが可能となった。また、上記以外の場所、国立台湾大学、ベトナム国家大学ハノイ、南オーストラリア大学、北京大学等においても、同様のワークショップやシンポジウム、共同研究等を展開することが容易になった。神戸大学において学生を対象としたアンケート調査を試行し、また上記ブリュッセルワークショップにおいてアジアおよび欧米での調査準備を行うことが可能となった。さらに、当初は予定していなかった南オーストラリア大学でのシンポジウムへの参加と招待講演を行うことができた。
これらにより、研究の目的である、「表出革命expressive revolution」(T.Parsons)以後のいくつかの社会学理論の組み合わせと、その現代社会分析への適用について研究を進めることができた。

今後の研究の推進方策

■引き続き神戸大学ブリュセルオフィスにおけるワークショップ、シンポジウム開催による本研究課題の推進を展開する。■研究成果の国内発表、海外学会での発表や刊行を積極的に進める。特に、2014年7月に横浜で開催される国際社会学会の世界大会(4年に1度の世界大会)において、本研究課題に関する学会報告を積極的に行う。■香港大学、イェール大学、南オーストリア大学、ヤゲウォ大学(ポーランド)、ヴェネツィア大学、ハンブルク大学等でのワークショップ開催やシンポジウム参加、成果報告を積極的に図る。■香港、欧米での調査研究を行う。■「表出革命expressive revolution」(T.Parsons)以後のいくつかの社会学理論の組み合わせと、その現代社会分析への適用について研究を進める。

次年度の研究費の使用計画

人件費として使用予定であった作業につき、予定よりも速やかに終了したため、その部分の経費が次年度使用分として生じたため。
本年度使用予定であった作業に伴う経費(人件費)として、翌年度分と合わせて使用する計画である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 現代社会のヴィジュアル・ターンと東アジアの文化変容2014

    • 著者名/発表者名
      油井清光
    • 雑誌名

      現代社会学理論研究

      巻: 8号 ページ: 107-116

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本サブカルチャー研究

    • 著者名/発表者名
      油井清光
    • 学会等名
      日本観光研究学会
    • 発表場所
      大阪市立大学梅田サテライト
  • [学会発表] Visual Turn of Sociology and Japanese Animation and Manga

    • 著者名/発表者名
      Kiyomitsu YUI 油井清光
    • 学会等名
      European Association of Japanese Studies
    • 発表場所
      京都大学
  • [学会発表] Mediating Global Risks in Transforming Daily Consciousness; Visual Communication in the Case of Fukushima

    • 著者名/発表者名
      Kiyomitsu YUI 油井清光
    • 学会等名
      University of South Australian, Hawk Research Institute Master Course
    • 発表場所
      University of South Australian
  • [図書] モダニティの変容と公共圏2014

    • 著者名/発表者名
      油井清光
    • 総ページ数
      282
    • 出版者
      京都大学学術出版会

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi