研究課題/領域番号 |
24330158
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
井上 洋士 放送大学, 教養学部, 教授 (60375623)
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研究分担者 |
戸ヶ里 泰典 放送大学, 教養学部, 准教授 (20509525)
若林 チヒロ 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40315718)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 社会学 / 医療・福祉 / HIV/AIDS / 健康社会学 / 当事者参加 / NPO / ヘルスリテラシー / ヘルス・プロモーション |
研究概要 |
本研究では全体として、当事者参加型リサーチ形式をとり、日本国内在住のHIV陽性者のうち約1,000人を調査協力者として想定し、WEBを通じた量的調査を実施する。調査研究成果を踏まえて、HIV陽性者の健康と生活の質を向上させること、HIV陽性者が暮らしやすい社会・環境づくりをすることが目的である。初年度の平成24年度は当事者参加型リサーチ形式の確立を図るため、ステアリグングループ(運営)、レファレンスグループ(当事者)、研究者グループ、WEBグループからなる組織づくりをし、研究実施体制の基盤を整えた。そのうえで、各グループでの検討結果を統合し、調査研究の基本方針として(1)これまでHIV陽性者対象の調査に回答してこなかった・把握しづらかったHIV陽性者が本音で回答できるような調査研究にする、(2)セクシュアルヘルスやアディクションなどHIV陽性者の健康や生活について目が向けられにくかった分野に重点的に光をあてる研究にする、(2)3年後に追跡的に調査を実施し平成25年度のWEB調査データと対応させ、健康状態や生活状況についての経時的変化とその要因を分析できる形式にする、の主要3点を明確化した。WEB調査項目選定の実施においては、まず研究者グループが十分な先行文献検討を踏まえて調査項目候補案を抽出し、これらに対して当事者側が追加・修正・削除等を考慮に議論・検討した。検討結果を受けて研究者グループは調査項目候補案を修正するサイクルを繰り返した。最終的に380問ほどの設問に絞りこんだ。内容は、健康状態、通院、セクシュアルヘルス、アディクション(依存症)、子どもをもつこと、周囲の人々や社会との関係、メンタルヘルス、健康管理・福祉制度・支援策、属性と多岐にわたる。実施にあたり日本全国のNPO等の協力を得るものとし、平成25年度はその体制づくりについて引き続き検討するものとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
WEB調査項目候補案選定、WEB調査実施に向けた組織的準備体制の確立、HIV陽性者の健康行動やQOLに関する理論的整理が平成24年度の研究実施計画であったが、これらはおおむね達成している。
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今後の研究の推進方策 |
当初の予定通り、平成25年度以降も推進していく。
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