研究課題/領域番号 |
24330179
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
山田 壮志郎 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (90387449)
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研究分担者 |
吉住 隆弘 中部大学, 人文学部, 准教授 (60535102)
水谷 聖子 愛知医科大学, 看護学部, 准教授 (80259366)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 貧困 / 社会的排除 / ホームレス / 生活保護 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ホームレス問題をめぐる今日的な課題(ホームレス状態から居宅生活に移行したものの再び野宿に戻る人がみられることや、時に貧困ビジネスと非難される無料低額宿泊所が増加していることなど)を視野に入れながら、ホームレス問題を社会的排除の視点から分析し、包摂的な支援システムのあり方を構想することである。本年度は、①ホームレス状態から居宅生活に移行した人々の生活実態に関する調査(4年間の追跡調査の3年目)、②インターネットを用いた生活保護制度に関する市民意識調査の2つの事業に取り組んだ。 ①の調査は9月~10月に実施し、前年度の回答者及び1年間に新規にアパート生活に移ったホームレス経験者計345人を対象とし、294人から回答を得た(回答率85.2%)。また、量的調査を補充するための質的研究として、アディクションを抱える人のストレスを生物学的に分析するための調査も実施した。2015年3月15日に公開研究会を開催して、調査結果の概要及び分析結果について報告した。上記の質的研究に関する研究結果を報告したほか、縦断データを用いた3年間の経年的変化(精神的健康度の変化、就労状況の変化等)についての分析結果も報告した。 ②の研究に関しては、5月に調査会社に委託する形で実施した。調査会社のモニター6770人に依頼をかけ、1618人から回答を得た(回収率23.9%)。調査では、生活保護に関する意識や生活保護費に関する意識等を質問した。調査結果は、学会等で発表するとともに、結果概要を大学紀要に投稿した。 なお、無料低額宿泊所入所者への生活保護行政の運用状況を明らかにするため、「居宅生活移行支援事業」の実績データの分析を試みたが、行政文書開示請求制度による開示決定が遅れたため、データのみ入手し分析には至らなかった。今後の課題としたい。
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現在までの達成度 (段落) |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額が生じた理由 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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次年度使用額の使用計画 |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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