研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は、JICAによる教育協力プロジェクト終了後、フィリピン、インドネシア、南アフリカで、授業研究がどのように定着したのかを究明することであった。研究の結果、フィリピンでは、Macro Demonstration Teachingとして再発明され、定着していた。インドネシアでは、現職教育の有効な実践として国をあげて授業研究が推進されており、その普及に大学が重要な役割を担っていた。一方、南アフリカではプロジェクト終了後は授業研究が継続的に実践されているエビデンスは認められなかった。イノベーションとしての「授業研究」は、大学のように長期にわたってコミットできる存が必要なことが示唆された。
異文化間教育