研究課題
最終年度にあたる平成26年度は,これまでの研究成果を受けて,中等教育を一貫する数学的活動に基づく論証指導の理論的基盤をもとに,カリキュラム開発のための目標論・評価論,内容論・方法論を総合的に検討した。平成26年度の具体的な取り組みとしては,2014年6月に東京学芸大学で開催された日本数学教育学会第2回春期研究大会において創成型課題研究を組織し,カリキュラム開発の理念,モデル教材,理論枠組み,単元を通した数学的活動,カリキュラム評価とリテラシーについて成果発表することができたことが挙げられる。また,平成26年度も過去2ヶ年と同様に,研究メンバーによる協働的な研究活動を推進するため年2回の研究集会を開催した。2014年9月27日・28日にはキャンパスイノベーションセンター東京を会場として第5回研究集会を開催し,研究メンバーによる発表・議論に加えて,信州大学の小松孝太郎准教授を招聘し,「学校数学における証明と論駁の活動」と題する講演を賜ることができた。2015年3月25日・26日には大阪教育大学天王寺キャンパスを会場として第6回研究集会を開催し,2015年6月に開催される日本数学教育学会第3回春期研究大会での研究発表に向けた検討を行った。本研究の成果の一部は,全国数学教育学会誌『数学教育学研究』に投稿し,第21巻第1号(2015年1月刊行)に掲載されている。また,3ヶ年の研究成果は,2015年3月に全234頁からなる研究成果報告書として製本し,数学教育関係者に広く配付している。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 2件) 図書 (2件)
全国数学教育学会誌『数学教育学研究』
巻: 21 ページ: 63-73
日本数学教育学会誌『数学教育』
巻: 96 ページ: 40-43
Proceedings of the he 7th International Conference on Educational Research
巻: 1 ページ: 430-441
日本数学教育学会誌『数学教育学論究』臨時増刊特集号
巻: 96 ページ: 177-184
Proceedings of International Conference on Mathematics Textbook Research and Development 2014
巻: 1 ページ: 333-349
巻: 96 ページ: 81-88