研究概要 |
本年度の研究実績は次の通りである。 ・Redeiのトリプル記号の保型形式のFourier係数としての解釈を与えた。これについて論文1編を発表した: F. Amano, H. Kodani, M. Morishita, T. Sakamoto, T. Yoshida, Redei's triple symbols and modular forms, with an Appendix by T. Ogasawara, Tokyo J. Math. 36, 405-427, 2013. ・非Abel岩澤理論におけるJohnson準同形の類似物を構成し、そのコホモロジカルな性質を調べた。これについて、論文 M. Morishita, Y. Terashima, p-Johnson maps in non-Abelian Iwasawa theory, arXiv:1311.5982, 2013 を著した。 これらの研究成果を3つの国際研究集会(平成25年4月 Johns Hopkins大学, USA; 平成25年5月 Nha Trang, Vietnam; 平成25年6月 東京大学)で招待講演し、国内のセミナー(平成25年10月 香川大)で1回招待講演した。また、数論的位相幾何学について 中央大 ENCOUNTERwithMATHEMATICS において概説招待講演を行った。 また、研究課題に関する研究集会「Low dimensional topology and number theory VI」(2014年3月, 福岡)を主催した。
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