1) 複数トランジット惑星系KOI-94に対するロシターマクローリン効果を観測し、自転公転角がほぼゼロであることを発見した。さらにこの系は惑星同士の食を起こしている初めての系であることを発見した。 2) 星震学を用いれば観測者の視線方向に沿った星の自転傾斜角を推定できるため、トランジット惑星系に対しては実際の自転公転角を決定できる。我々はKepler-25とHAT-P-7に対して、初めてこの真の自転公転角の決定に成功した。 3) ケプラートランジット惑星系に対して系統的なリング探査を初めて行った。長周期惑星に対してはリング候補を、短周期惑星候補についてはその存在確率の制限を得た。
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