微小Josephson接合の1次元接合列では、100 kHz-170 GHzの周波数帯の高周波の照射によってCoulomb閉塞が弱まりコンダクタンスが誘引されること、また、接合列間には電流の非局所的な長距離相関が観測されるが、これは、この高周波応答に基づき、一方の接合列の電流がその大きさの1/2乗に比例する交流電圧を他方の接合列に発生させることを仮定すると定量的に説明できることを実験的に示した。また、環境インピーダンス制御した接合列でBloch振動が明瞭に観測できること、環境インピーダンス内のCooper対のトンネル過程が非局所的な相互作用によって接合列に定電流構造をもたらすことを示した。
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