研究実績の概要 |
本研究は、メガボルト加速器による真空中の生体分子標的の衝突現象を原子スケールで探求するもので、当初計画の3年間(平成24-26年度)と事業期間延長1年間(平成27年度)の計4年間で実施し、本事業当初の目的をほぼ達成することができた。 平成27年度はこれまで行った実験で得られた測定値の信頼度・精度を確認することを目的に数回の再実験を行い定量的に確認することができた。一連の研究成果は2つの国際会議(2015年SHIMドイツ・ダルムシュタット、2015年ICPEACスペイン・トレド)で計7編の口頭及びポスター発表を行い、3編の査読付論文をジャーナル紙に発表した。また国内では諸研究会での発表の他に日本物理学会(2015年9月 関西大学, 2016年3月 東北学院大学)で計10編の口頭発表を行った。
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