世界の主要なダストとして、サハラ砂漠から発生するサハラダストとタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠などから発生する黄砂がある。ダストは、放射・雲物理過程を通じて、グローバルな気候と地域の気候に影響を及ぼす。本研究では、砂漠域での現地観測-衛星リモートセンシング-数値モデルの研究成果を用いて、1)黄砂とサハラダストの比較研究、2)ダストフラックスの推定、3)ダストの氷晶核としての機能、4)砂漠域の地表面状態と生態系を調べた。その結果、アジア域における黄砂の氷晶核形成機能がサハラ砂漠よりも大きいことが示唆された。
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