本研究では、ノンコーディングRNA研究に寄与しうる新しい分析手法として、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)のtrans-activation responsive region RNA及びC型肝炎ウイルスRNAのinternal ribosome entry site(IRES)と結合しうる蛍光性リガンドを見出し、これに基づく転写阻害物質のスクリーニング法を提案した。 さらに、microRNA検出のためのlight-up型の蛍光性リガンドを開発するとともに、細胞内RNA可視化のためのバイオプローブとして、small interfering RNAを標的とする蛍光プローブを開発することに成功した。
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