ジボロン酸と多価アルコール類との逐次的反応は,階層的自己集合を経て単分散性ボロネート微粒子を与える。本研究では,その表面機能化に着目して次の検討をおこなった。 1) 金属ナノ粒子の固定化:ポリエチレンイミンをバインダーとして析出還元法を用いたところ,その単分散微粒子にナノ金属(Au, Pdなど)を固定化することができた。それら複合化粒子は不均一触媒として機能し,ファインケミカル反応の高度化に寄与した。 2) 発光性ナノ粒子の調製:関連研究として,その表面に色素のグラフト化や凝集誘起発光特性を付与することで,白色発光性センサー粒子を提案した。
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