5-アミノイソフタル酸や3,5-ジアミノ安息香酸を出発原料にしてゲル化剤や増粘剤の開発に成功した。透過型電子顕微鏡、走査型電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、蛍光顕微鏡を使い、増粘化する場合とゲル化する場合とでは分子集合体の形態に違いがあることを明らかにした。レオロジー測定によってニュートン流体と非ニュートン流体があることを明らかにするとともに、非ニュートン流体を発現する増粘剤についてはチキソトロピー性を調べた。 開発したゲル化剤・増粘剤の実用化を目指し、安価な原料を使った合成法を確立した。非晶性を付与するポリマーとしてポリエーテル、ポリエステル、ポリシロキサンが有望であることが分かった。
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