小天体探査ロボットは,微小重力・真空環境,厳しい温度環境,未知環境など,過酷な環境下で動作することが要求され,微小重力下での移動機能,着地機能,自律探査機能,熱制御機能が課題である.そこで,ロボット表面の一部を開閉可能にし,熱放射面を角度制御できる機構とホッピング移動できる機構を有するロボットを新規に考案した.また,伸縮機構を有する跳躍型移動メカニズムを新規に考案し,ホッピング移動機構および着地機構を有するロボットを構築した.数学モデル検証および試作ロボットによる微小重力実験を行い,考案したロボットの有効性を世界で初めて確認した.その結果,将来ミッションへの実現に大きな貢献が期待できる.
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