本研究は,ワイヤレス給電システム向け電力変換器の低損失化,小型化,長寿命化を目指し,①高周波で低損失に動作可能なマトリックスコンバータ(交流直接形電力変換器)の開発,②マトリックスコンバータ向け単相電力脈動補償技術の開発,③三相-単相マトリックスコンバータの高密度実装技術の確立を行なった。マトリックスコンバータに対してPDM(パルス密度変調)と,単相電力脈動補償技術を適用することで高効率化,小型化の可能性を示した。さらに,マトリックスコンバータに適したラミネートブスバーを設計することで高周波動作に適したマトリックスコンバータを実現できる見通しを得た。
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