研究課題
1.PLZT位相変調器アレイと石英導波路による高速波長選択光スイッチ:石英導波路を利用した帯域固定型及び帯域可変型の1x2波長選択光スイッチの設計、試作を行い良好な特性を得ることが出来た。帯域固定型は、波長数40、周波数間隔100GHzであり、損失は8.1dB以下、クロストークは第1ポートが-23.0dB、第2ポートが-40.7dBであった。また、帯域可変型は、チャネルの帯域を200GHzから4000GHzまで可変可能であり、損失は5.9dB以下、クロストークは-25.1dB以下であった。PLZTアレイ導波路回折格子の曲げ導波路による損失を低減するように最適化を行った。PLZT導波路と石英導波路のハイブリッド波長選択光スイッチの設計、試作と評価を行った。チャネル数20、チャネル間隔200GHzのアレイ導波路回折格子で構成される分波用PLC、20台の1x2PLZT光スイッチアレイチップ、21台のチャネル間隔200GHzの非対称マッハツェンダー型波長カプラ、チャネル数21、チャネル間隔200GHzのアレイ導波路回折格子による合波用PLCを接続して波長選択光スイッチを構成した。チップ寸法は90mm×31mmである。応答時間13ns以下の高速動作を確認した。2.石英多層導波路とLCOSによる大規模波長選択光スイッチ:波長選択光スイッチ光学系の設計、LCOSによるスイッチ内部波面補正アルゴリズムを確立した。さらに、各構成要素をコンパクトに配置して、低損失になる設計を実施した。3.高速型及び大規模型波長選択スイッチを組み合わせたフォトニックノード構成の検討:高速性を有する波長選択光スイッチと大規模性を特長とする波長選択光スイッチを活用するフォトニックノード構成を明らかにした。さらに、大規模化を検討し、Siアレイ導波路回折格子の位相誤差評価により特性向上と利用について検討した。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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IEICE Electron. Express
巻: 12 ページ: -
10.1587/elex.12.20150019