視覚障碍者の街歩き支援を目指し、音信号・音声ベース歩行者ナビゲーションの開発・実用化研究に取り組んでいる。試作機器・システムを視覚障碍者に、実世界に限りなく近い状況で使ってもらう実験を主体として研究を進め、以下の成果を得た。 ①ハイブリッド位置特定:建物周辺でのピンポイント的案内、それ以外の街路等でのGPS位置特定誤差を考慮した「ことばの地図」による空間把握支援という分担のもとで、メッセージ記述ガイドラインを提案した。 ②音声ARと「ことばの写生」:その場にふさわしいナビメッセージを音声で伝えるARアプリを実装した実験の結果、「ことばの地図」を拡張した「ことばの写生(スケッチ)」の提案に至った。
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