研究課題
基盤研究(B)
本研究は1951年から1984年まで、札幌圏において約1万戸供給された三角屋根コンクリートブロック(以下、CBと略す)造住宅の開発経緯、現在の住まい、および今後の持続可能性を捉えることが目的となる。文献調査、アンケート調査、および検討案作成より以下の主な結果を導いた。1)住宅地開発および技術者指導の推移を整理した、2)また三角屋根CB造住宅は1949年頃、北海道建築部によりその原型が作られた、3)現居住者は概ね不満無く居住しているが、札幌圏の41%の三角屋根CB造住宅は増改築が行なわれている、4)現状法規においては、渡り廊下をもつ増築案が妥当な案となる。
建築計画学