本研究においては、層状珪酸塩としてバーミキュライトを水に懸濁し、Csをドープした。種々の塩を添加した上で固体(粉末)状態でマイクロ波加熱を行なう事により、Csを有効に除去できる事を見出した。 特にKCl、CaCl2の添加がCsのイオン置換に効果がある事が分かった。また電気炉に比較し、700℃以下の加熱でマイクロ波加熱による効果がある事も分かった。上記の塩をバーミキュライトに添加する事により、誘電率や導電率が上昇し、マイクロ波加熱が起こり易くなる事も分かった。上記塩にCaCO3を複合添加する事により、更に除去率を向上できる事が分かったが、マイクロ波加熱は困難になる事が分かった。
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