冷間MDFにより生じる微細粒組織の生成過程、強化メカニズムを明らかにした。そして、加工性に優れた超高強度Mg合金を得るための加工プロセスを確立した。これより、強度と加工性に優れた世界最高強度の650MPaを達成した。大型バルク材にこのプロセスを適用した場合の引張強度は約500MPaであり、これは大型バルク材中の組織不均一性と欠陥の存在確率の増加によると結論された。 また冷間MDF材と降温MDF材の組織と機械的特性の比較を行った結果、引張強度は冷間MDF材の方が高く、延性は降温MDF材の方が大きく、異なる機械的特性を有した。
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