研究成果の概要 |
宇宙太陽発電システムなどの大型宇宙システムの廃熱問題を解決する候補の一つが液滴ラジエータである.液滴ラジエータの設計には,液滴流で形成される放熱面の実効放射率のデータが必須である.本研究では,実験とモンテカルロ法を用いた数値解析により,実効放射率を取得する手法を確立した.この手法から,液滴直径と液滴間隔を変えた3種類の単一液滴流(液滴直径:0.118, 0.106, 0.090 mm,液滴間隔:0.630, 0.435, 0.212 mm)の実効放射率が,0.073, 0.087, 0.12であることが分った.
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