大型落下実験施設を利用し,低圧における燃料液滴列の燃え広がりの微小重力実験を行った.局所の液滴干渉の影響を無視できる液滴配置を用い,燃え広がり限界について調べた.また,5m級落下実験施設を利用して,低圧における液滴列燃え広がりの微小重力実験を行い,液滴干渉の無視できる場合と無視できない場合について,燃え広がり速度の計測を行った. ランダム分散液滴群の燃え広がりのパーコレーションモデルにおいて,低圧における燃え広がり限界距離を考慮し,臨界平均液滴間隔が圧力の影響を受けることを示した.また,局所液滴干渉の効果を2次元液滴配置および3次元液滴配置の液滴群に対して調べた. 多分散噴霧へのモデルの拡張のために,径違い液滴列を用いた燃え広がり実験を5m級落下実験施設を利用して行った.液滴間の燃え広がり速度は直径比の影響を受けて変化することが明らかになった.
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