超高速衝突時に発生するイジェクタに関する実験手順を規定したISO11227が2012年9月15日に発行した。5年後にシステマティック・レビューが開始されるが、その機会を利用して、斜め衝突に関する記述をISO11227に追記し、垂直衝突実験に加えて斜め衝突実験も国際標準として広く普及させることを目標としている。斜め衝突ではイジェクタも斜めに放出されるので、それを受け止める検証版の配置も工夫が必要である。本研究では、衝突角度30度以下と45度以上との2通りで、実験レイアウトを提案し、ISO/TC20/SC14/WG7を通じて、この追記案を説明し、斜め衝突用レイアウトの追記を実現させる予定である。
|