研究課題/領域番号 |
24360358
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
胡 長洪 九州大学, 応用力学研究所, 准教授 (20274532)
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研究分担者 |
末吉 誠 九州大学, 応用力学研究所, 助教 (80380533)
経塚 雄策 九州大学, 大学院・総合理工学研究院, 教授 (80177948)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 洋上風力発電 / 安全性評価 / 数値流体力学 |
研究概要 |
平成24年度の研究は当初CIP・直交格子法の拡張開発及び水槽実験の準備で計画されているが、研究の進捗により、H25年度に計画されている水槽実験を前倒しで今年度で実施することになった。そのために、H25年度に交付される予定の実験関連の研究費をH24年度に前倒し請求した。本年度が得られた主な研究成果は以下である。 (1)CFD開発について、CIP・直交格子法の並列化開発を継続して、並列コードの改良を行った。 また、ランプドマス法を用いた係留計算法を完成し、テスト計算を実行した。風車モデルの高度化について、これまで使っていたActuator disc法の代わりに、より計算精度の高いActuator line法を新たに導入した。 (2)水槽実験について、九州大学第2ステージ洋上実証実験プロジェクトで検討されている三角形浮体に対して模型実験を行った。今年度の実験は入射波のみの条件で実施した。係留はカテナリ方式で、水槽に仮底も設置した。入射波は規則波で風車稼働時の波高から非常時の大波高まで考慮した。実験結果に対してCFDや線形理論解析の精度検証用に解析を行ってデータベースを整備した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
H24に予定されているCFD開発項目はほぼ完了して、当初H25年度に予定されている水槽実験の一部も実施した。
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今後の研究の推進方策 |
本研究の今後の推進方策として、まず得られた水槽実験のデータを使って、開発中のCFD方法を検証して、改良を行う。また、風波両存環境での水槽実験も実施する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
・実験材料の費用がやや安価で済んだため,H24年度の経費執行に140,405円の残額が生じた。 ・この残額はH25年度に計算機消耗品の購入に使う予定である。
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