研究成果の概要 |
熱応答性イオン液体である [Hbet][Tf2N](Hbet: 1-carboxy-N,N,N-trimethylmethanaminium hydroxide, Tf2N: bis(trifluoromethylsulfonyl)imide)の相分離発現因子に関して、分光学的知見等から、Hbetの脱プロトン化による溶解ではなく、水素結合ネットワークの形成による水とイオン液体の混和によることを明らかにした。 この相分離現象を利用することで、低硝酸濃度水溶液からウラニルイオンを高い抽出率(約100%)で分離しうること、その抽出がウラニルイオンに対するベタインの錯体形成によることを明らかした。
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