研究成果の概要 |
低温噴霧熱分解法とボールミル粉砕法を用いた新規合成法により、ケイ酸塩系材料(Li2MSiO4,M=Fe,Mn)およびピロ燐酸塩系材料(Li2MP2O7,M=Fe,Mn)の合成を、噴霧熱分解温度、合成雰囲気、焼成温度、粉砕時間、ボールミルの回転速度、および粉砕混合時間などの合成条件を変えて行い、合成された材料の物理特性および電気化学特性に対する合成条件の影響を検討した。合成した材料は、いずれも表面にカーボンがコーティングされた100 nm未満の一次粒子の凝集体であった。この材料を正極材料として、リチウム二次電池特性を評価したところ、良好な電池特性が得られた。
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