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2015 年度 研究成果報告書

細菌界における捕食に対する逃避行動概念の提案

研究課題

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研究課題/領域番号 24370013
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 生態・環境
研究機関首都大学東京

研究代表者

松浦 克美  首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (30181689)

連携研究者 春田 伸  首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (50359642)
研究協力者 花田 智  首都大学東京, 理工学研究科, 教授 (10357791)
諸星 聖  首都大学東京, 理工学研究科, 客員研究員
福島 俊一  首都大学東京, 理工学研究科, 大学院生
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード微生物群集 / 光合成細菌 / Chloroflexus / 滑走運動 / 捕食 / タンパク質分解酵素 / プロテアーゼ / 逃避行動
研究成果の概要

ある種の細菌は,溶菌酵素を分泌して被食細菌を捕食し成育する.本研究では,世界で初めて細菌で捕食からの逃避行動の存在を提案した.糸状性滑走細菌(Chloroflexus aggregans)は,好熱性の酸素非発生型光合成細菌である.本菌は共存細菌が細胞外にプロテアーゼを放出すると,低濃度の時はその反対側に運動した=逃避した.高濃度のプロテアーゼでは「捕食」溶菌されプロテアーゼ分泌菌が成育した.逃避行動時には,本菌から分子量1,500以下の複数のペプチドが放出され,逃避行動に関与していると示唆された.また,逃避に関わる滑走運動機構を解析し,細胞表面の構造体の移動を含む新たな運動機構を提案した.

自由記述の分野

環境微生物学

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公開日: 2017-05-10  

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