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2014 年度 研究成果報告書

成魚の雌雄生殖腺の性的可塑性の分子機構に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 24370028
研究種目

基盤研究(B)

配分区分一部基金
応募区分一般
研究分野 形態・構造
研究機関愛媛大学

研究代表者

長濱 嘉孝  愛媛大学, 南予水産研究センター, 特定教員(教授) (50113428)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード雌雄異体魚 / メダカ成魚 / 性的可塑性 / 性転換 / 生殖幹細胞 / 生殖腺体細胞 / エストロゲン / 芳香化酵素阻害剤
研究成果の概要

ヒトも含めて雌雄異体の全ての脊椎動物では、受精時に決定した性は生涯にわたり変わらないと考えられてきた。本研究では、メダカを用いて、成魚の雌雄生殖腺の性的可塑性について解析した。成熟雌魚の卵巣エストロゲン合成を阻害すると、卵巣部分は退化して精巣が形成され、精子形成が進行して妊性のある精子がつくられた。一方、生後3か月の成熟途上にある雄魚をエストロゲン処理すると、精巣部分は退化して卵巣が形成され、妊性のある成熟卵がつくられた。これら雌雄成魚の生殖腺周辺部には、生殖幹細胞とそれを取り囲む未分化生殖腺体細胞が存在し、これらがエストロゲンの有無に反応して生まれつきとは異なる性の生殖腺となると結論された。

自由記述の分野

生殖生物学

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公開日: 2016-06-03  

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