免疫は病原体から我々の身体を守るために必須です。しかし、非感染時に免疫反応が活性化してしまうと自己免疫疾患や慢性炎症などが引き起こされ身体は多大なるダメージを受けます。一方、感染時に免疫反応が活性化しなければ感染症などで死に至る場合もあります。従って免疫反応は非感染時には抑制されいったん感染が起こると速やかに活性化されなければなりません。本研究では、過剰な免疫反応を抑制する糖鎖の存在を見出し、この合成に必須なsenju遺伝子を同定しました。さらに、感染が起きるとこの抑制的に働く糖鎖は減少して免疫反応の活性化を促進していることを見出しました。
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