近年、低分子量G蛋白質Rabの複数の不活性化因子がオートファゴソーム上に局在することが報告されたが、それらのオートファゴソームへのターゲティング機構やオートファジーにおける機能は明らかではなかった。本研究課題では、Rab33Bの不活性化因子OATL1に焦点を当て、LC3結合配列とオートファゴソーム膜の局在との関連性について解析を行った。その結果、OATL1がLC3との結合を介してオートファゴソームの外膜のみに局在することにより、オートファジーによる分解から回避すると共に、オートファゴソームの成熟過程に関与することが示唆された。
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