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2014 年度 実績報告書

p97ATPase膜融合における脱ユビキチン化酵素VCIP135の作用機序

研究課題

研究課題/領域番号 24370082
研究機関九州大学

研究代表者

近藤 久雄  九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20205561)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードユビキチン / 膜融合 / p97ATPase
研究実績の概要

小胞体とゴルジ体は、それぞれ網状構造と扁平膜積層構造と全く異なる形態を示すが、共にその形成維持のためにp97ATPase細胞内膜融合系を必要とする。このp97膜融合系には細胞周期の異なる時期に働くp97/p47経路とp97/p37経路とがあり、二つのp97経路とも脱ユビキチン化活性を示すVCIP135を必要とする。働く場所(小胞体とゴルジ体)も時期(細胞周期の間期と分裂期)も異なることから、VCIP135の機能には大きな多様性があることが想定されるが、現在の所、その基質を含めて全く不明のままである。意外な事に、この程我々は、脱ユビキチン化酵素としての働きとは別に、VCIP135にユビキチン非依存的機能が有ることを示すことが出来た(EMBO J 2011; Dev Cell 2007)。
本年は、VCIP135活性化因子であるWACに結合する因子としてp31を単離同定した。このp31はE3ユビキチンリガーゼの一種と考えられ、VCIP135の脱ユビキチン化酵素としての働きに関与すると考えられた。興味深いことに、このp31はVCIP135との直接結合していた。即ち、ユビキチンリガーゼと脱ユビキチン化酵素が直接に複合体を構成するということであり、このような例は極めて珍しく、その生物学的意義は甚だ興味深い。一つ考えられる意義としては、ユビキチン化を時間的空間的に厳密に制御するためということが考えられる。このp31の細胞内分布は主にゴルジ体であり、その機能についてゴルジ体の形成を中心に検討を続けている。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2016-06-01  

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