研究課題
基盤研究(B)
宇宙飛行士に見られる筋萎縮など、力刺激を失うことで生体の恒常性は維持できなくなる。本研究では、力という物理的な刺激を細胞/組織がどのように受容し、反応するかを、特に遺伝子発現制御の視点から研究し、力感知性転写制御因子を複数同定した。これらの因子は、心臓発生、血液循環の恒常性、代謝、創傷治癒など、様々な現象で重要な働きをもつことが本研究で明らかとなった。このような研究成果は、宇宙飛行士や寝たきり老人の廃用性萎縮や肥満/糖尿病の治療薬を開発する上で、重要な基盤的知見を提供する。
分子生物学、発生生物学