研究実績の概要 |
ジャンボファージRSL1による青枯病防除機構として以下のものを見いだした。(1)制菌時における宿主菌のtwitching運動性の低下、病原性の低下を明らかにした。(2)制菌時に高発現する12個の遺伝子のうちorf105, orf106, orf121, orf133, orf134, orf137, orf209を宿主菌内で高発現させ、前3者が増殖促進効果.後2者(特にorf137)が増殖抑制効果を示す事を見いだした。(3)制菌時にRSL1が宿主菌溶原化RSSファージの誘導を起こす事をみいだした。(4)RSL1に対する宿主抵抗性はLPS変化に起因し、これにより宿主病原性は低下する。これらによりジャンボファージRSL1は青枯病菌の病原性を抑制し安定した病害防除効果を発揮する事が明らかとなった。
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