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2014 年度 実績報告書

胎児期の栄養が生活習慣病を誘導する機構に関するエピジェノムおよび統合オミクス解析

研究課題

研究課題/領域番号 24380066
研究機関東京大学

研究代表者

加藤 久典  東京大学, 総括プロジェクト機構, 教授 (40211164)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードタンパク質栄養 / エピジェネティクス / 高血圧 / メチル化 / メチローム
研究実績の概要

胎児期低タンパク質曝露が成長後の高血圧のリスクを高める機構を解析するため、妊娠中の低タンパク質食摂取が子のDNAメチル化にどのような影響を及ぼすかをゲノムワイドに解析した。SHRSPラットの妊娠中に通常食(20%カゼイン食)あるいは低タンパク質食(9%カゼイン食)を与え、子ラットを12週齢まで通常食で飼育した。昨年度には、これらラットの腎臓よりDNAを取得し、バイサルファイト処理を行ってゲノムワイドなメチル化解析のサンプルを得た。本年度は次世代シークエンサー(HiSeq2000)によるシークエンシングにより約60億リードの解析を行った。マッピングにはバイサルファイトシークエンス用のマッピングツールであるBismarckを、メチル化部位抽出にはBismarck(methylation extractor)を、メチロームデータの視覚化と解析にはSeqMonkを用いた。CpGの70%がメチル化されていた。各CpG islandをグループ(単位)として10367個所を解析したところ、メチル化度合いに群間で25%以上差があるCpG個所が9個所見出された。また、CpG island領域毎に統計的に解析(3400万個所)したところ、25%以上差が見られた個所が1025あり、その近傍に23の遺伝子が見出された。血圧制御に関連する遺伝子としては、Prostaglandin E2 receptor EP1 subtype、代謝調節上重要な転写因子としてforkhead box protein O3などが含まれていた。これらのメチル化や遺伝子発現について、他の手法での確認を進めた。

現在までの達成度 (段落)

26年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額が生じた理由

26年度が最終年度であるため、記入しない。

次年度使用額の使用計画

26年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Genome-wide methylation analysis of transgenerational effects of maternal protein2015

    • 著者名/発表者名
      Lila N Otani, Masayuki Sato, Kenji Saito, Fumihito Miura, Katsuhiko Shirahige, Takashi Ito, Hisanori Kato
    • 学会等名
      12th Asian Congress of Nutrition
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      2015-05-17 – 2015-05-17

URL: 

公開日: 2016-06-01  

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